北朝鮮を理解するために知ってほしいことをまとめました。

北朝鮮を理解するために知ってほしいことをまとめました。

不思議な国・北朝鮮

アメリカと首脳会談をやると言ったり、やらないと言ったり。本当に北朝鮮とは不思議な国です。

北朝鮮の中ではどんなことが起こっているのか。いまいちわからないものです。

素人目から見て、北朝鮮はこれまでぶれずに「独裁国家」として存在し続けてきたように見えます

し!か!し!

その中身はぶれるどころか変化してきたのです

この記事では、北朝鮮ができて以来、その中身を変化させてきたことにフォーカスしていきたいと思います。まあ本質はかわんないんだけどね

その変化が北朝鮮を理解する上でとても大切だからです。

北朝鮮が変化してきた歴史

①中ソ論争の時

1950年代。冷戦の真っ只中です。中ソ論争というものがございました。冷戦の中で仲良くやっていた中華人民共和国とソビエト連邦(ソ連)ですが、ある時から仲が悪くなってしまいます。「中ソ論争」の始まりです。

これと北朝鮮がどんな関係があるの?と思うでしょう。中国とソ連の話なんだから関係ないんじゃないの?ってね。

でも、これが関係大アリなのです。北朝鮮にとって、頼りにしていた兄貴分の中国とロシアがケンカしてしまったのです。

あわあわ。どうしよう。どっちに付いて行こうかな。北朝鮮はそんなことを考えます。

主体思想の登場

そこで北朝鮮が出した答えが「どっちにもついていき、どっちにもついていかない」でした。

北朝鮮は自分の道を自分でいくことに決めたのです。かっこいい!!

北朝鮮はそれまで冷戦の中で「マルクス・レーニン主義」というものを掲げていました。

この「マルクス・レーニン主義」は冷戦の「共産主義」の人や国がみんな持っていた考え方でした。

北朝鮮も同じでした。しかし、その「マルクス・レーニン主義」の中で中国とソ連がケンカしてしまったのです。

今後、「マルクス・レーニン主義」の中で行動していると、めんどくさいことになりそうだな。兄貴たち、どんぱちやっちゃってるもんナぁ

そう考えた北朝鮮は「マルクス・レーニン主義」に代えて、独自の「主体思想」というものを掲げます。

「北朝鮮」は中国やソ連に頼りきりになることなく、我が道を進んでいきますよ=主体的にいきますよってね。

冷戦の中で北朝鮮は普通の共産主義の中にどっぷり浸かる方針から、独自路線を進んでいく方針をとったのです。

②冷戦が崩壊した時

「主体思想」を掲げて、独自路線を進んで行こうとした北朝鮮。

しかし、結局、ソ連と中国を頼りにしながら、国家を運営していました。だってあの国、一人じゃ何もできないもの。

中国に依存しすぎることなく、かと言って、ソ連に依存しすぎることなく、うまくバランスをとっていたのです。

しかし、そのバランスが崩れてしまう事件が起きます。

1989年の「冷戦崩壊」です。

ソ連の兄貴は、いきなり「ロシア連邦」と名前を変え、大混乱。「共産主義」からの方針転換を果たします。

北朝鮮にとっては頼れる兄貴分が突然いなくなってしまいました。貿易面でも北朝鮮は厳しい情勢に追い込まれることになるのです。

一方、東ヨーロッパでは、自分のとこと同じような共産主義の勢力だったルーマニアなどの国家が次々と「共産主義」を捨てていきます。

軍の重要性

北朝鮮は「あれ、これやばくね」と思い始めました。このままでは、自分のところも崩壊しかねないな。

どうしよう。

北朝鮮はそこで「軍」の重要性に気づくことになるのです。ルーマニアで、独裁者だったチャウシェスクが、軍に殺害されのも大きな契機でした。

金政権を維持していくには、とりあえず、「軍」をしっかり維持していかないと。軍が金政権に立ち向かってきたらやばいやんけ!ってね。

こうして、北朝鮮では「軍」を重要視する「先軍政治」が掲げられることになったのです。軍を優遇しておけば、あいつら歯向かってこないぜみたいな。

核・ミサイル開発を決断

と、同時に、北朝鮮は生き残るために、もう一つ、大きな決断をすることになります。

それが、核やミサイルの開発です。冷戦の崩壊の中で、経済的に厳しくなってしまった北朝鮮。そこで防衛費を抑えることができる「核・ミサイル」は北朝鮮に都合がよかったのです。ミサイルだけ持ってれば、いっぱい軍人を養う必要がないからね。

そこからは皆さんのイメージにある通り、ミサイル攻撃、いえ、実験をしまくっています。

③もしかして今?

①:ロシアと中国が仲が悪くなった

②:頼れる兄貴分・ソ連がいなくなり、冷戦が崩壊した。

このように見てみると、北朝鮮は、その時々の国際状況によって、その中身を変化させてきたということがわかります。

現在の状況

猛犬・トランプ率いる「アメリカ」

北朝鮮と仲良くしたい文在寅率いる「韓国」

東アジアの覇権をとりたい習近平率いる「中国」

東アジアへの影響力を持ち続けたいプーチン率いる「ロシア」

そして、圧力をかけ続ける安倍首相率いる「日本」

北朝鮮を取り巻く環境は、大きな変化をする可能性があります。個性あふれるメンバーが、北朝鮮を取り巻いているのです。

日本が拉致問題と核・ミサイル問題を解決したいのならば、北朝鮮が変化せざるをえないような国際関係を作っていくことが必要なのではないでしょうか。

歴史的に見て、北朝鮮は、私たちの手によって、その中身を変えることができる可能性があると言えるのです。

「知られざる北朝鮮の教育制度」についてはこちらをどうぞ