「認知的不協和」を軽くわかりやすく解説する

「認知的不協和」を軽くわかりやすく解説する

前の記事とつながりを持たせているので、もしよろしければご覧ください。(前半部分だけで結構です。)

【自由からの逃走】「大学生は自由」なんて真っ赤な嘘だ!!

小噺を少々

アキラくんはなんだかどうでもよくなってしまったのです。自由な大学生活のはずでした。でも、なんとなくサークルやバイト、人間関係にふりまわされて、気づけば自分のしたいこともよくわからない。思ったより自由じゃないなあ。

数日後。

もうどうでもいいと思ってしまっていたアキラくんでしたが、また元どおりの生活に戻っていました。どうしたのでしょうか。

サークルとバイト、勉強。いいじゃん。大学生ってそんなもんだよね。いいじゃん!

俺、大学生してるじゃん!

サークルは楽しい!女子大とのインカレ!バスケも楽しい。

勉強!楽しい!みんな学期末になったら寄ってたかって来るけど。それって俺が人気者ってことなんでしょ?

授業にはしっかり出ておくべきだし、そっちの方が安心だし。

バイト。やっぱりお金を稼ぐ経験って学生のうちにしておくべきだよね。

うんうん。いいぞ。充実してるーーーーーーーー

筆者による天の声

あらあら。アキラくんもなかなか情緒不安定ですね。つい数日前までは「俺の大学生活ってこんなんでいいのかな」と思っていたのに。自分の大学生活に嫌悪感さえ抱いていたのに。

数日後には「充実してるーーーーー」ですか。

切り替えが早いというか、能天気というか。幸せですね。最近の若い人はこんなもんなのですか?

それはさておき、このアキラくんの変貌ぶり。どうしてこんなことが起きてしまったのでしょう。

それを説明するために少し難しい言葉を使ってみようかと思います。

認知的不協和なアキラくん

「認知的不協和」

心理学の授業なんかで聞いたことある人もいるかもしれません。

人間は「自分の行動を正当化するために自分自身の考え方を変化させる」いきものであるという理論です。

自分の大学生活に不満があるけど、今更、自分の大学生活をひっくり返すことなんでできない。だから、サークルにもでるし、したくないバイトもする。

そうすると自分の「不満」と実際の行動に矛盾が出てきてしまいます。

これが「認知的不協和」の状態。それを解消するためにアキラくんは意識を変えたのです。

「充実してるーーーーーーー」ってね。

そうすれば自分のやっている行動が自分の中で正当化されるってことです。安心安心といったところでしょうか。アキラくん的には。

この理論はアメリカの心理学者、フェスティンガーによって提唱された理論です。

自分の気持ちがあって、その気持ちから行動を起こす。これは僕らが考えがちな「人間」の姿です。

でも、実際には人間はまず行動したのち、自分の行動を合理化するために自分の意識を変える動物なのではないかという理論です。

皆さんはどう思いますか? そして、この認知的不協和の状態は望ましいと思いますか?

正解はありません。少しでも面白いと思ってくれたら嬉しいです。