【3日目】事故から立ち直って、プラサービルに行って来ました!

【3日目】事故から立ち直って、プラサービルに行って来ました!

第1日目の模様はこちらから

【1日目①】旅の開幕【サンフランシスコ詐欺】

第2日目の様子はこちらから

【2日目①】アメリカで交通事故&救急車に乗車【危機一髪】

第3日目 現地時間 7月31日

運命

 

交通事故は常に大なり小なり人々の運命を狂わせる。

 

 

現代の「運命の輪」は間違いなく、車のハンドルだ。今回の事故で僕のホームステイの予定も大きく変わることになる。と同時に、ホストファミリーの運命も狂うことになった。

大怪我を負ったホストマザーのパットは結局、最初の病院では十分な治療をすることができず、転院することになった。後遺症が心配される。

ホストファザーのジーンもパットのお見舞いに行ったり、警察や保険会社との折衝があったりで、悩殺されている。

そんな姿を見ていた僕は難しい立場に置かれることになった。

ホームステイはよくも悪くもホストファミリーに依存する。ゲストとしてはホストに「かまって」もらえないと、自分からはなかなか行動しづらい。

かといって、アメリカに来て、部屋で本を読んでいるのもちょっと違う気もする。

でもどうしようもない。

かといって、ゲストに過ぎないのに家庭の緊急事態に首を突っ込むのも違うと思う。

 

僕はご家庭にホストの好意で潜り込んでいる。そのことを痛感した。

陶酔

そんな僕を見かねたジーンは本日、別のお家に連れていくことにした。予定変更だ。

そこは一人暮らしのおじいさんの家である。名前はミルト。齢84歳。「All Right!!!!」が口癖のナイスガイだ。

ミルトのところに行く前に、何やら廃車場のようなところにジーンが連れて行ってくれた。そこにあったのは事故車。

2日目の記事の画像を再喝しておこう。

モザイク加工済

 

この画像はこの廃車場で撮影したものだ。車の後ろの部分が粉々になっている。木っ端微塵。一般の乗用車と馬鹿でかいトレーラの事故である。こちら(乗用車)が「負ける」のは当然である。

 

もし後ろの席に座っていたら…

もしトレーラーが前の方に突っ込んで来ていたら…

死んでいただろう。

 

人生、ほんの数センチ、ほんの数秒が運命を決める。

その運命は「運」によって決められる。そこに努力が入る隙間はない。

 

 

事故車を見るのは事故の後では初めてで、本当にひどい状態。

よく生き残ったなあ

としみじみ。

でも、ここに来た目的は自分の強運ぶりに陶酔するためではない。

ごちゃごちゃになった車内をかき分けていく。フロントシートの中央部にそれはあった。

 

スマホ「ここだよ!!!!」

 

ああああああああ、よかったなああああああ

 

スマホがあった。事故の衝撃で僕のポケットから飛び出し、車内に着地していたのだ。

スキージャンプの高梨沙羅選手のように華麗な着地を成功させた僕のアイフォーンは無傷の状態で僕の手元に帰って来た。きっとテレマークも美しかったのだろう。

心機

これで僕は事故処理に一定の目処がたった。後遺症も特にはない。確かに事故で元々の予定はめちゃくちゃだ。でも、心機一転、そのめちゃくちゃの中からいろんな人の優しさを感じ、面白いものを目ざとく見つけたいと思う。

そのためにも、とにかくミルトの家に行かなくてはいけない。

ミルトの家はエルドラドの高級住宅街の中にある。小高い山の上を登って行くと、アメリカの広大な敷地をフル活用した白亜の平屋建てが姿を表す。

THE アメリカンなお家だ。でもその中にも、テレビはソニー、車はトヨタ。生活の要所要所に日本製品が食い込んで、浸透している。日本の中でアメリカを感じる場面は多い。でも、その逆もまた然りなのだ。

 

「グローバル」は世界中の「生活」を覆っている。

 

 

郡都

少しばかり話した後、プラサービルという街へ繰り出すことになった。

プラサービルはエルドラド郡の郡庁所在地だ。150年ほど前のゴールドラッシュを境に建設が始まり、今でも当時の建物が残ったりしている。

 

とにもかくにも「エルドラド」はゴールドラッシュありきの土地だ。

 

それは「エルドラド」という名前からも分かる。

「エルドラド」という名前はスペイン語の「エル・ドラード」を語源にもち、その意味は「黄金の人」「金箔をかぶせた」という意味がある。(wikipedeia 参照)

そんなエルドラド郡の郡庁所在地であるプラサービルもまた、ゴールドラッシュを契機として、人々が集まり、活気を呈するようになる。

 

道の両側に並ぶ店々を眺めながら、ミルトはプラザビルの町並みを紹介してくれた。

  • ゴールドラッシュを境に多くの人々がが混じり合う場所になったこと。
  • 通りの中心部にある「鐘」はよく起こっていた火事を知らせるものであったこと。
  • かつては通りには大きな木が立っていて、そこで公開処刑が行われていたこと。
  • そのほか多数

 

 

意外とウィキペディアが充実していたのでリンクを

プラサービルの詳細

 

人生の中で訪れない都市は山ほどある。訪れない都市の方が多いだろう。だから、幸運にも訪れることができた都市・町には尊敬の念を持って接したいと思っている。

ここは田舎だ。はっきり言って、縁がなければ、人生の中で訪れることはなかっただろう。だからこそ、エルドラド、そしてプラサービルへしっかりと目を向けることは自分の人生で役に立つと思う。

プラサービルを後にして、家に帰った。

夕食

ミルトは若いころ、世界の様々なところを旅したらしい。

インドが一番いいと言っていた。理由は広いから。

香港が二番目。理由は息子がそこで働いているから。

これを書いていて、理由の部分が明らかに怪しいことに気づいた。多分、ミルトはもっと含蓄ある理由を言っていたと思うが、今の僕の英語力ではこれが限界だ。ごめん、ミルト。

 

続きまして、ミルトの人生講座。

 

希望を持つんだ。

明日、今日の自分を超えるんだ。

一寸先は闇だ。

自信を持て。

自信は自分を前に進ませてくれる薬だ。

 

相槌マシーン3号になっていたが、仕方ない。日本語で言われていても、同じだと思う。それにしても、英語で上のようなことを言われると、日本で言われるより、深く心にくる。それは自分が頑張って聞き取れたという感動もあるのだろう。

ミルトの人生講座はいつの間にか終わっていた。

ミルトが寝るというのでので僕は部屋に戻った。

ふかふかのベットで心が落ち着く。

逆に落ち着いてしまったので、事故の瞬間がフラッシュバックしてしまう。

後ろに座っていたら

とか

前に突っ込んで来てたら?

とか

色々想像してしまって、

うわわわわわーーーーーーってなる。

タイトルに「立ち直って」とあるのに、結局またタイトル詐欺をしてしまった。

しなくていい経験をしてしまった。さっさと寝たほうが自分のためだ。

おやすみ。