align="center"

【7日目】ゴールドラッシュは現場で起こっているんだっ!【Folma】

【7日目】ゴールドラッシュは現場で起こっているんだっ!【Folma】

第6日目の模様はこちら

【6日目】古きよきアメリカが残る街・サクラメント【横浜】

第7日 現地時間 8月4日 @カリフォルニア州エルドラド郡

金脈

エルドラドの近くにある「Folma」という土地を訪れた。ここにはゴールドラッシュ関連の資料や遺跡が多く残されている。今回は「ゴールドラッシュ」と人間の欲について簡単に書きたい。

ゴールドラッシュは日本でも世界史の授業で習う。でも正直、扱いが大きいとは言えない。しかし、ゴールドラッシュを契機に多くの人間がアメリカ西海岸に集合した。その中には、はるばる太平洋を横断したインド人、中国人もいた。

今では「人種のサラダボウル」と言われるアメリカもゴールドラッシュの影響を多分に受けている。

ゴールドラッシュはアメリカがフロンティア開拓をガシガシ進める要因にもなった。ゴールドラッシュに多くの人が殺到したことで、人が人を呼び、仕事が生まれ、フロンティアは開拓されていった。そして今のようなアメリカ合衆国が出来上がった。

あれ、今のアメリカを作ったのに「ゴールドラッシュ」ってかなり大きな出来事だったんじゃね?

実情

でもそんな華々しい「ゴールドラッシュ」もその中身は大変なものだった。

つるはしで岩をこちこちしたらザクザク金が出てきてウハウハというわけではない。

水圧で岩をぶっ壊して、その中からわずかばかりの金鉱石を血眼になって探す。坑道の中は常に危険と隣り合わせだ。いつ崩落するかわからない。崩落して取り残されても、タイの少年たちのように助けに来てはくれない。

これは人間の欲と自然の対決だ。

でも、人は自然の脅威に打ち勝つほどの欲を持っている。この欲は人類の原動力だ。でも人類はどこまでその欲を発揮していいのか。実はまだ誰にもわかっていない。

現場

歴史の現場は幸いなことに、歴史を残すために、当事者ではないけれど、「今」を生きた多くの先人のおかげで保存されている。これは別にゴールドラッシュに限った話ではない。

過去を守るために今を生きた人たちがいて、僕らははじめて歴史に触れることができる。そのことを感じるのに日本での扱いの大小なんて関係ない。

過去のことを今そのまま感じることはできない。でも、様々な努力によって、過去を今につなごうとした人がいた。そんな人々の努力のおかげで僕たちは史料や遺跡、展示品を通じて、過去の営みをかろうじて感じることができる。

ゴールドラッシュ。それは日本では小さな扱いかもしれない。でもそこには超大国・アメリカを作った礎があった。そして、ゴールドラッシュは果てしない人間の欲望と自然の衝突地点であり、いまでも続く人間VS自然という対立構図の初期段階での発露であった。

そして、過去を今につなごうとした人がいること。そんな人たちへのまなざしを持たせてくれることは、想像力を養う点からも素晴らしい。

やっぱり、現場に行って、一つでも多くのことを気づけるようになりたいと思っている。