選挙に行くならバカになれ

選挙に行くならバカになれ

私たちの未来のために選挙に行こう!

のような主張はよくあります。しかし、多くの人は選挙に行きません。

とりわけ、僕のような若者世代は年齢の高い人たちと比べても投票率は低くなっています。

多くの同世代が選挙に行かない中、私は選挙に行き続けてきました。

18歳で選挙権をもらってから、国政選挙はもちろん県知事選などの地方選挙も行きました。

特に昨年10月の埼玉県参議院選挙補選は史上最悪の選挙でしたが白票を入れるためだけに行きました。

なぜ僕は同世代が選挙に行かない中、選挙に行き続けてきたのか?

それは

僕がバカだから

です。

以下、これを掘り下げます。

投票に行くのは非合理!

以前こんなツイートをしました。

ざっくり言えば

投票に行ってもメリットはないのにそれでも行くのは合理的じゃないバカだ

ということになります。


政治学における投票率研究

※ 小難しい話なので興味ない人は飛ばしてください。

私が学んでいる政治学には有権者が投票へ行く確率を計算式にした学者がいます。ライカーとオードシュックです。彼らのモデルはこんな感じ⬇︎

R=P×B+D-C

  • R(reward) :投票に参加することで、有権者個人が得られる効用
  • P(possibility) :自分の投票行動が、選挙結果に影響を与える確率の予測
  • B(benefit) :最も好ましい有権者が当選した際の利益-最も好ましくない有権者が当選した際の利益
  • D(democracy/duty) :自分の投票がデモクラシー維持に寄与するという信念、あるいは市民としての義務感
  • C(cost) :投票に関して生じるコスト

Rが大きければ大きいほど選挙に行く確率は高くなります。投票することで多くのメリットが得られるからです。

しかし、実際の選挙では R はゼロに近くなります。

P の値が非常に小さくなる上に、C が大きくなるからです。


読み飛ばしてくれた人。読んでくれた人。どちらもありがとうございます。

ざっくりまとめれば投票に行かない人が多いのは投票に行くメリットがあまりに低すぎるからなんですね。

しかもいざ投票に行こうとすればそれなりに時間や体力を使います。

コストはかかるしメリットはない。普通に物事を考える人なら選挙になんて行きません。

それでも投票に行く人は僕みたいなバカです。でもバカする理由もそれなりにあります。

鉄の四角形を壊そうぜ

僕は政治がこの世界を動かしていると信じています。法律を作れる人が最強だからです。

どんなに成功した企業家もどんなにお金を持っている投資家も法律を超えて行動することはできません。

その法律を作っているのは紛れもない政治家です。その政治家を取り巻く4つのアクターがこの世界を牛耳っています。(Tweet参照)

政治家以外を軽く紹介すると

地元:政治家をバックアップしつつ、政治家から補助金などの見返りを求める。

財界:票を集め、自らに有利な政策が実現できるように政治家に圧力かける

官僚:実際に政策を作る人たち。超難関試験に合格したエリート

これらに政治家を加えた4つが社会を牛耳っています。

しかし、一般ピーポーは普通は「地元」「財界」「官僚」の3つに入り込むことはできませんし、ましてや彼らを選挙で選ぶことはできません。

一般市民は政治家しか選べないのです。社会を動かしている人の中で政治家しか選ぶことができない…そう聞くと選挙へ行くことの価値が上がった気がしませんか。

もう少し付け加えます。

政治家を選ぶための選挙に行かないと僕らは社会作りに参加できません。

社会に参加しないでぼけっとしてると自分の知らない誰かが作った社会を受け入れなくてはなりません。

その社会で自分に都合の悪いことが起きると「こんなはずじゃなかった」と文句を垂れるんです。自分が参加してないのに文句する権利ないですよね?

そう考えると選挙に行って、自分が少しでも社会作りに関わっている意識を持った方が健全な精神の持ち主だと思います。

それが僕があえて不合理になってバカする理由かもしれません。

勇気を持ってバカになれるか。この国の将来は案外そんなところにかかっているのかもしれません。

下宿先からは以上。