【読書術】仮説を立ててから本を読まないと意味ないよ

【読書術】仮説を立ててから本を読まないと意味ないよ

リディラバジャーナル」というWeb メディアをやられている安倍敏樹さんにお会いしお話をしたことがあります。

安倍さんはかなり変わった経歴の持ち主ですがめちゃめちゃ頭がいいです。まさに博覧強記。少しお話ししただけで頭のよさがバンバンに伝わってきます。

安倍さんにこんな質問をしました。

どうしたらそこまでの知識がつけられるのですか?

安倍さんは

やっぱり読み物だね。知識をつけようとしてはいけない。知恵をつけないと。そのためには仮説を持って本を読む。これが大切。

「仮説を持って本を読む」

成功するには本当に頭のよい人の方法を真似るのが最も早い。

そこで僕は自分のない脳みそを振り絞り「仮説を持って本を読む」ことを実践しようとしました。この記事はそこでの経験のシェアです。

「知識」ではなく「知恵」や「教養」をつける読書法について。少しでもご参考になればと思います。

多くの人が求める読書法の間違い

多くの人は読書をする際にはより速く、よりたくさん、より本の内容が頭に残る魔法のような読書術を求めています。

しかし、この姿勢は実にくだらない。この世界に魔法なんてないからです。

少しの空き時間も本を読みまくり、活字の消化能力を上げるのが正攻法です。

しかし、実際には猛然と本を読む時間などないのが普通でしょう。だからこそ効率のよい方法を持って本に向かうのは自然な考え方です。

そこで大切なのが安倍さんの言う「仮説」を立てる

読書は下準備が大切

お断り

ここでは小説のような本自体を娯楽として楽しむ類の本を読むケースは想定していません。

ビジネス書や新書などの情報が詰まった本を読むケースに限定します。あらかじめご了承ください。

準備のステップ

基本的に読書は漫然としていてはいけません。

読書に大切なのは下準備です。読む前が大切です。

イチローが1つの試合、1つのプレーに最高の準備をしたように僕たちも読書に当たって最高の準備をしましょう。

僕が考える準備のステップは以下のつです。

①目的を明確にする

まずこれです。

「面白そう!」となんとなく手にとって本当に面白い本ならそのまま読めてしまいますが、おもしろくなかったら悲惨です。時間とお金の無駄になってしまいます。

読書を始める前に

  • なぜその本に興味を持ったのか?
  • 自分がほしい知識は何か?
  • 本を通じて何を知りたいのか?

あたりを明確にするといいでしょう。

②仮説を立てる

次に安倍さんの言っていた「仮説」を立てましょう。

仮説の基本になるのは日頃自分が持っている「疑問」のことです。

例えば

「幸せってなんだろう?」

のような疑問を持っている人が次の本を読むとします。

「幸福とは何か」のストレートなタイトルの後に「ソクラテスからアラン、ラッセルまで」との副題がついています。

この本では「ソクラテスやアランのような思想家がどのように幸福について考えてきたのか」が書かれていることは読む前にもわかるでしょう。

そこで「幸福とは何か?」のような自分の疑問に対して過去の哲学者たちがどのような解釈をしてきたのか。その解釈を筆者はどのように受け取り、自分たちに伝えようとしているのかを知ることができることもわかるでしょう。幸福が歴史的にずっと同じ概念ならこのような本を書く意味はなくなるからです。

そこで以下のような仮説(簡単なものですが)を立てることができると思います。

「幸福の概念は歴史的に変わってきたはず。現在の幸福とは違う幸福への考え方が生まれた歴史的背景を理解すれば、幸福への概念の輪郭がもっと明瞭になるはずだ!」

こんなことを意識すれば読書をする際にどこに注目すればいいのかがわかります。情報があふれている本を1から1まで理解するのは大変です。

自分の目的や仮説に沿って必要な情報だけを取ろうとする読書もまたよいと思いますね。

何はともあれ、なぜその本を読むのかを説明できるようになってから読み始めましょう。

読書中:アウトプットを想定する

読書中のやることは「アウトプット」を想定することが大切です。

読み終わった後に自分の言葉で読書を通じて得たことを表現できるように

自分が読む前に明確にした仮説に対して著者がどのような意見を持っているのかを意識しながら読み進めていきます。

もう知っているなと思ったところは飛ばしてOKです。

どのような媒体でアウトプットするのかを考えておくのも具体的なアウトプットのイメージができていいですね。

Twitterなら少ない量で本質をつくようなアウトプットを。ブログなら無制限の中で網羅性の高い書評を書くのがよいかもしれません。好きなようにやってください。

読み終わった後はどうする?

読み終わった後はその本の目的が達成できたかの確認もかねて感想文なり軽いコメントなりを書きましょう。

何が書かれていたのかを振り返りながら自分の言葉で説明し、自分の中にある知識をつなぎ合わせて考察をかけたら、その本はきっとあなたの知恵になっているはずです。

読み終わった時に気にしたいのは以下のポイントです。

疑問を1つは持とう

疑問は問いを生みます。この時の問いが次の読書へのエネルギーとなります。

次の本への「アテ」をつけよう

次の本への「アテ」をつけることもやっておきましょう。

今回の読書で自分が持った疑問を解決する本はないか。アマゾンや本屋でブラブラしてみましょう。

まとめ

簡単に言えば

目的意識を持って読書をしよう!

ということです。

本を読めば勝手に知識がつくわけではありません。あくまで自分の疑問を解決したり興味を深めるために本を使ってください。

読書をしてしっぱなしにしないこと。読書を通じて自分の言葉で語れる力をつけていくこと。これがとても大切ですね。

安倍さんと竹中さんの対談本が面白かったので興味のある人は読んでみてください。