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発表から20年!日韓共同宣言が日韓関係に与えた影響とは?

発表から20年!日韓共同宣言が日韓関係に与えた影響とは?

実はよくなるはずだった日韓関係…

厳しい日韓関係。実は2018年から2019年にかけて、日韓関係は好転するはず…でした。歴史的な「日韓共同宣言」から20年となる節目の年だからです。

「日韓共同宣言」は1998年10月に当時の小渕首相と金大中大統領の間で結ばれた共同宣言。両国が未来志向の日韓関係を築くためのベンチマークになる宣言です。

宣言が発表された当時、極めて画期的だと見なされた「日韓共同宣言」は、それからの両国関係にいかなる影響を及ぼしたのでしょうか。事あるごとにもめてしまう両国関係を見据える上で過去を振り返ってみるのもよいかと思います。

日韓共同宣言 画期的なその「中身」とは?

日本が韓国に対して、韓国が日本に対して、それぞれ共同宣言の中で相手にメッセージを送っています。そのメッセージが前例のないものでした。

日本が韓国に対して、過去の植民地支配を「多大の損害と苦痛を与えた」として、お詫びの文言が含まれたことは画期的でした。日本政府が韓国との共同文書の中で公式に謝罪したのです。

一方の韓国側は日本の戦後の取り組みを評価する内容が含まれています。戦後、驚異的な経済復興をしたこと、国際貢献を進めたこと、民主主義が定着したことなどなど。

日本は韓国に対して、過去の過ちを謝罪し、韓国は日本が果たしてきた役割を褒める。衝突が起こらない形での和解が進んだ外交的成果であると評価されました。

共同宣言の結果、日韓関係はどうなった?

共同宣言を通じて、日韓関係はよくなっていきます。共同宣言での「和解」や「未来志向」といったメッセージを受け取った両国民にとってお互いの国のイメージがよくなっていったのです。

特に日本ではそれが顕著で、内閣府の調査では「韓国に親しみを感じる」が1999年に「感じない」を11年ぶりに上回り、2000年には過半数を超えたのです。

共同宣言が伝えたかったこと。日韓両政府が目指したもの。それは「未来志向」の日韓関係です。20世紀まで横たわっていた両国間の負の歴史を一掃し、21世紀の日韓関係を構築することが目指されていました。

そんな共同宣言のメッセージを受け取り、両国民がお互いに態度を和らげた点は示唆に富んでいます。両国民は国民レベルでの融和を欲していることがわかるのです。

日韓共同宣言から20年。日韓関係は「未来志向」か?

日韓共同宣言から20年が経ちました。その間の日韓関係は浮き沈みが激しいものでした。史上初の共同開催になった2002年の日韓W杯、冬のソナタに代表される韓流ブームなどによって両国関係はよくなるかと思えば、歴代韓国大統領による反日政策、日本における嫌韓の流行など両国関係は安定とは程遠いものです。

ちょうど共同宣言から20年になる昨年は暗いニュースが両国間に横たわりました。徴用工判決や慰安婦財団の解散、自衛隊哨戒機へのレーダ照射。

両国の担当者は関係を悪化させようとしているわけでは決してないと思います。しかし、日韓関係は共同宣言の意思をくみ、「未来志向」であるかと言われれば、疑問の念を抱かざるを得ません。

ここらで共同宣言の立場を振り返ることで、両国関係が真の未来志向へと歩みを進めて欲しいとは思いますが、暗雲が垂れ込めていることは事実なんだろうなと思います。