【語り】「仮住まい」として政治学科をとらえよ

【語り】「仮住まい」として政治学科をとらえよ

政治学科は所属の仕方を間違えると学生にとってかなり危険な学科だと思います。

こんにちは。FREDです。

政治学科に身を置くものとして、今回は「政治学科の性質」について喋ります。進路選択に悩む高校生はぜひご参考に。

なお、この記事では私が所属する慶應の政治学科を元に話が進んでいく場面がほとんどですので、ご了承くださいね。

政治学科では何を学ぶか

政治学科はその名の通り、「政治学」について学ぶわけです。

しかし、「政治学」を学ぶということはどういうことを学ぶのでしょうか。

「選挙のシステム」でしょうか?

「民主主義とは何か」でしょうか?

「ルソーの思想」でしょうか?

どれも正解です。

しかし、これらのことは卒業後、職業に直結するでしょうか。答えは否。

政治学というのは、いわゆる「実学」ではありませんから、大学での「政治学」の勉強が直接卒業後に活かされないということは在学中であっても、薄々感じるわけです。

「政治学」を学ぶことの危険性

「政治学」が直接、卒業後に役立たないということには大きく2つの危険性が伴います。

一つ目は「モチベーションの低下」です。

「政治学科」に所属する多くの学生は、卒業後、企業へ就職します。

そこで「政治学」が直接的に役立つ可能性は極めて低いのだから、別に勉強しなくていいか。こんなモチベーションになってしまうのです。

「政治学」のつまらない部分に触れて、「モチベーション」が低下し、「あれ、なんのために政治学科にいるんだっけ」状態になってしまったら、目も当てられません。

二つ目は「専門性の低下」です。

「政治学」には多くの要素が含まれます。

政治というシステムを動かしているのは、「政治」だけではありません。

「経済」だって動かします。人の「心理」が政治を動かす場合もあります。

学際的な側面が強いのが「政治学」の特徴なのです。一般の学生にとってこれらを正確に理解することはかなり難しいと考えます。(僕を含めて)

なので、4年間の勉強がかなり表層的なものに終わるという可能性がかなり高いと思われます。

これは政治学科だけではなく多くの文系学問に当てはまることではあるのですが…

政治学科にマッチする人

ここまで、政治学科の危険性について語ってきました。それでは「政治学科」には進学すべきでないのかというと僕はそうではないと思います。しかし、合う人といない人がいるのは間違いないです。

僕が「政治学科」に合うと思う人間の特徴を上げていきます。

  1. 政治に異常な興味を持っている人
  2. 好奇心が強い人
  3. 大学に縛られたくない人

順次説明します。

1.政治に異常な興味を持っている人

これは言うまでもないでしょう。ぜひ4年間で「バラ色」の「政治学科生活」をお過ごしください。

 

2.好奇心が強い人

政治学科は「社会科学」のパラダイスです。それもそのはず。

「政治」を考える上で、「政治学」だけ学んでいてもあまり意味はないからです。

僕の通う「慶應の政治学科」は「憲法」「経済学」「法学」が必修科目です。日本一の開講科目数を誇り、知の扉がキャンパスのいたるところに開いています。まあ、他の大学の「政治学科」も同じようなもんでしょう(適当)

 

3.大学に縛られたくない人

理系の人たちは本当に大変そうです。必修も多いし。医学部や看護学部ともなると、もはや自分の生き方を決めていますからね。その勇気に感服します。政治学科は別に政治家になる人ばかりではありませんからね。いろいろな人がいます。大学の雰囲気に飲まれることなく、自分の道を取ることができるでしょう。

「仮住まい」として政治学科をとらえよ

多くの学生にとって「政治学科」は専門性が低くなりがちであり、卒業後も直接的に役立つという実感を得ることは難しいでしょう。

しかし、知的好奇心が旺盛で、大学に依存せずに自分自身で大学生活を作り上げていける人、また、そのような志を持っている人にとってはかなりいい選択肢だと思います。大学からのプレッシャーもそれほどではありませんから。

そのような人は『「仮住まい」としての政治学科』というマインドセットを持とうということを(偉そうではありますが)提唱します。

自分が政治学科に所属しているのはあくまで自分の目標を達成するためだ。そのためだけに所属しているのだ。そういうマインドセットです。

この状態を僕は「仮住まい」と表現します。共感できた人はRT!

逆に、目的意識もなく、なんとなく「楽そうだから」(その通りではあるけど)という理由で政治学科を選んだ人は、高確率で没落していくのでしょう。1年間所属してそう感じています。

「仮住まい」としての「政治学科」を強烈に意識することで、大学に「安住する」ことのない大学生活にしていく。これはとても大切なことだと思うのです。