マティス解任の衝撃!|アメリカの政治のイマをサクッと解説!

マティス解任の衝撃!|アメリカの政治のイマをサクッと解説!

いやいや、ついにきましたね。マティス国防長官解任ですって。こういう報道が出ると普段は落ち着きが素晴らしいNews Picksのコメ欄も荒れますね。それはさておき

今回はマティス国防長官解任を切り口にトランプ政権がどこへ向かうのかを議論していきたいと思います。

ついにきた「マティス解任」の報

最初、マティス国防長官は「2ヶ月先に辞任する!」と言ってたようです。

が、しかし、トランプは「それは許さん」として、12月末での解任を発表。新年1月1日からは後任にシャナハン国防副長官を代行として据えるとのこと。

マティスとトランプの御両人はシリア撤退でバチバチだったらしいですね。シリアと言えば、内戦の真っ只中。アサド政権と反政府組織をそれぞれロシアとアメリカが支援して、泥沼状態。ぐちゃぐちゃで何がなんだか。

トランプはお得意の「アメリカファースト」と絶叫し、シリアからの撤退を主張します。おいおいと撤退に待ったをかけたのがマティス国防長官。「シリアから撤退したら、テロ組織が生き吹き返しちゃいますよ!」

トランプは知ったこっちゃありません。はぁ? シリアでアメリカがなんで金を使わないといけない。撤退だ!

もうこのおっちゃんダメだわ…ハァ。とマティスは辞任する意向を示したというわけなのです。

「良心」としてのマティス?

側から見れば荒れ放題のトランプ政権。その中でもマティス国防長官はトランプ政権の「良心」として見られていました。

「戦う修道士」「蔵書数7000冊」といった側面から好意的に報道されることが多かったマティス国防長官。日米同盟をはじめとする同盟国とのパートナーシップを強化する方針を採っていました。

日本としても東アジアに積極的に介入するアメリカを作り出してくれていたマティスは予測不可能なトランプ政権の中でも「話の通じる」人物として捉えられていた側面があります。

しかし、マティス国防長官の評価も実は好意的だけなものではありません。

同盟国との関係をあまりに重視しているあまり、援助や関与が過ぎ、中東問題をはじめとする国際問題に引っ張られ過ぎているとの評価です。

アフガン戦争の時のように泥沼になる前に中東から手を引きたいトランプにとって、今回のマティス解任は仕方のないことだったのかもしれません。

トランプ政権はどこへ行っちゃうの?

ニュースピックスのコメント欄でもかなり見られたのが「今後のトランプ政権」はどこへ行くのか。不安定になれば経済にも大きな影響が出るし、勘弁してよ〜というのがプロビジネスマンが多いニュースピックスのコメント欄でしょうな。

かと言って人事の面では自分と合わない人はどんどん切り捨ててきたトランプの方針は一貫していると言えます。そもそもシリアやアフガンからの撤退はトランプの選挙公約でもあったわけです。

公約を守る観点からすればマティスの辞任はもはや既定路線だったのかもしれません。マティスは今回の国防長官辞任に伴う辞表を公開しています。

あなた(トランプ大統領)は自分の考え方に近い国防長官を持つ権利がある

自らの信念、矜持を持って職に当たってきたことがよくわかる辞表の文言になっています。

トランプ政権がいかに混乱しようともマティスのような矜持を持った人間が後任につくなら大丈夫かなとも思いますね。