北朝鮮って観光できるの?

北朝鮮って観光できるの?

これは【北朝鮮Q&A100問企画】の解答記事です。(なんじゃそりゃという人は飛ばしてください)初回の今回、答えていく質問は

「北朝鮮って観光できるの?」

という質問です。

北朝鮮は閉鎖国家です。内部で何が行われているのかは基本的にはわかりません。その閉鎖性が逆に人々の好奇心を掻き立てるのではないかと思っています。

僕もその1人です。北朝鮮の中身をのぞいてみたいと思っています。

しかし、実際に北朝鮮にいくことはできるのか?というのは大きな問題です。日本と北朝鮮に国交はありません。平壌空港までの直行便などもちろん飛んでいません。外務省は邦人に対して北朝鮮への渡航を自粛するように要請しています。(下画像)

こんな状況で北朝鮮に入れるのか?なんだか北朝鮮って怖そうだし。生きて帰れるのかな…こんな疑問は浮かんできて当然でしょう。

しかし、結論からいえば、北朝鮮に行き、観光をすることは可能です。人気YouTubeチャンネル「ジョーブログ」のジョーさんも平壌観光の動画を撮影・公開し、大変反響がありました。

こんなの見たら行きたくなってしまいます。

危険と言われる北朝鮮に潜入するジョーさんの行動力はすごいの一言です。動画自体も本当によくできていて、平壌の姿が鮮明にわかるようになっています。

動画内でもジョーさんが度々言及していますが、北朝鮮にはツアーで訪れることができます。例えば、「JS TOURS」のような北朝鮮専門のツアー会社を通じてツアーを申し込み、あとは普通に行くだけです。

僕の友人でも実際に北朝鮮を訪れた人はいます。しっかり観光してしっかり帰ってきたようです。北朝鮮観光には日本語が話せるガイドさんが付いてくれるために朝鮮語が話せなくても大丈夫です。高級ホテルに豪華なご飯。しかもガイド付き。至れり尽くせりのツアーばかりのようです。

しかし、ここでおかしいなと。

なんで北朝鮮は閉鎖国家、情報統制国家なのに、観光で行けるのかと。北朝鮮からすれば、観光客を受け入れると自分たちの情報が流出するかもしれないし、逆に外国の情報が国内に入ってくるかもしれない。北朝鮮は国家として観光客を受け入れてしまって大丈夫なんでしょうか?

答えは「YES」北朝鮮にとって観光客を受け入れることは「体制宣伝」の意味を持っているからです。

北朝鮮というのは全体主義のプロパンガンダ国家です。北朝鮮がいかに素晴らしい国家なのかを国内向けにも国外向けにも宣伝することが大切です。そのための手段として観光は都合がいい。自国を見せつけると同時に外貨も手に入るからです。

そんな北朝鮮は観光客に自分のすごいところだけを見せつけます。北朝鮮にとっての観光客は北朝鮮の素晴らしさを伝える伝道師なのです。

すなわち、北朝鮮観光で観光客が見るのは、北朝鮮が観光客に見せたいもの・情報だけです。これを勘違いしていると平壌の一部だけを見て、北朝鮮が発展している国家だと勘違いしてしまうので要注意です。

平壌から一歩離れれば、北朝鮮は極東の極貧国にしか過ぎません。しかし、そのような不都合な真実を観光客に公開するわけもなく、平壌の精巧に作られたプロパガンダだけを見せているのです。

観光客に付くガイドというのも表向きはガイドなのかもしれませんが実際には観光客の監視役です。観光客が北朝鮮の不都合な真実を見ないように見張っているというのが実態でしょう。

もし北朝鮮の不都合な真実を盗み見ようもんなら大変なことになります。訪朝したアメリカ人大学生オットー・ワームビア氏が当局に監禁され、帰国後すぐに死亡したニュースは記憶に新しい。

同氏は北朝鮮の国内向け政治宣伝パンフレットを持ち帰ろうとしたらしく、それを見つかり当局に拘束されたとのこと。

北朝鮮にとって金家一族はアルファでありオメガです。それらを貶すことはいくら観光客でさえ許されることではありません。最近では北朝鮮で泥酔した慶應生がいましたが(僕じゃない)生きて帰ってこられたのは幸運としか言いようがありません。

北朝鮮を観光するなら、北朝鮮がどのような体制で何をしてはいけないのかをしっかりと把握すべきです。

「郷に入っては郷に従え」

北朝鮮をという国を訪れるにはこのことをより一層認識すべきなのかもしれません。そもそも北朝鮮に行くこと自体、北朝鮮に外貨=活動資金を与えていることに他なりませんから、行くことは控えたいものです。

とまあこんな感じで北朝鮮の観光事情について語ってきました。僕もいつの日か日朝関係が改善され、北朝鮮の地を踏むことができることを願っています。

しかし、僕自身、開かれた北朝鮮などにはなんら興味を持てないのかもしれませんが。

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