【書評】『書くための文章読本』—タラちゃんにならないために

【書評】『書くための文章読本』—タラちゃんにならないために

私は都内の大学に通う大学生です。

最近のマイムーブは読書です。

ゆったりとソファーに腰掛けながら本を読んでいるととても幸せです。

…と柄にもない文章を書いてしまいました。内容は半分くらい正しいです。

内容なんてどうでもいい。

それよりこの文章、どうですか?

なんかバカっぽくないですか?

…言葉が過ぎました。言い換えましょう。

文末が「です」ばっかりでタラちゃんみたいじゃないですか?

death

そう。日本語の文章を書くとき、悩ましい問題があります。それは

文末が気付いたら同じになってしまう問題。

気付いたら「です」「ます」ばかりに…

そんな文章を読み返すと「はあ」と深いため息がもれてきます。

自分って文章下手くそだな。文末レベルがフグ田タラオレベルだな。

せっかく意気込んで書いたのに落ち込んでしまっては後味が悪い。

文章を書く機会が多い私も「文末が気付いたら同じになってしまう問題」に頭を悩ませてきました。

そこに一筋の光。

こちらの本です。

結論。いい本に出会いました。

文末が「です」「ます」ばかりにならないためのテクニックがこれでもかと詰め込まれています。

結語で筆者は

日本語の文末は気を貼っていないとすぐにそろってしまう。この弱点を指摘する識者はいましたが具体的な解決策はほとんど示されませんでした。

と喝破。

本書は達人たちの文章をふんだんに引用しながら文末を豊かにしていくコツを教えてくれるのもグットポイント。

向田邦子、太宰治、川端康成…

文豪たちの文末は美しい。「何を書くか」の感性はもちろん。感性をどう伝えるのか。テクニック的な部分でも彼らは優れていたんですね。

文章術のかゆいところに手が届く本。

行き詰まったとき読み返したいと思わせてくれる本。

しかも新書なので手に取りやすい。

文章を書く人。文末が単調でタラちゃんになっちゃう人。めちゃめちゃオススメです。

読んだらあとは実践のみ。あ、これ、実践1回目です。いい感じでしょ?

蛇足

筆者の解説部分でもテクニックを使い過ぎて不自然な感じがしちゃいました。よい本ですが、惜しむらくは…そこかな。