新型コロナが怖い人は人類の歴史に思いを馳せようぜ

新型コロナが怖い人は人類の歴史に思いを馳せようぜ

こんなツイートをしました。今回はこのツイートを掘り下げます。

人類が打ち勝ってきた3つのもの

上のツイートを思いついたのは『ホモデウス』を読んでいた時のことでした。

『ホモデウス』はこれからの時代、人類があらゆることに打ち勝ち、「デウス=神」になるのではないかということを説いた書物です。

著者はあの『サピエンス全史』を書いたハラリさん。

『ホモデウス』では人間が多くの敵を封じ込めてきたことが述べられています。

ここでは『ホモデウス』に登場する人類の3つの敵を紹介しましょう。(紹介順は本文と同じではありません)

飢饉

人類はテクノロジーと経済の発展によって飢え死する恐怖に打ち勝ちました。

ハラリは

今日ほとんどの国では過食の方が飢饉よりもはるかに深刻な問題となっている

と指摘します。

実際に2016年には太り過ぎの人は21億人(!)を超え、その一方、栄養不良の人は8.1億人です。

食糧を正しく配分すれば、この世界からは飢餓は消えます。もう食糧不足になることは人類の課題ではなくなりました。

数字だけ見ればアフリカのガリガリの子どもよりファストフードばかり食べるアメリカ人の方が深刻な問題ってことだ。

戦争

20世紀後半から大きな戦争は皆無になりました。

古代の農耕社会では死因の15%が暴力によるもの。しかし、その割合は20世紀には5%、21世紀には1%(!)にまで減少しました。

さらに本文では2012年に亡くなった5600万人の内訳が示されています。

それによれば、暴力が原因で亡くなった人は62万人。一方、糖尿病で亡くなった人は150万人!

ハラリは

今や砂糖のほうが火薬よりも危険

と面白い指摘をしています。

モノから情報が価値となる世界において旧来の戦争はもはや意味のないものとなって世界から退場していくでしょう。

感染症

最後は今回問題の感染症ですね。感染症に関してもハラリは楽観的です。

多くの感染症が人類を苦しめてきました。

ペスト14C世界で7500万人〜2億の死者
天然痘16Cメキシコの人口を2200万人から200万人に
スペイン風邪20C日本の人口の4割感染。45万人死亡

しかし、近年流行した感染症は歴代感染症と比べると規模は非常に小さいです。

SARS2002年〜2003年死者:1000人未満
エボラ出血熱2014年死者:11.873人

規模感が違います。人類は感染症を抑え込めるようになっています。

感染症は人類が対処できない敵ではなくなりました。今回のコロナも例外ではないだろうと僕は思っています。

まとめ:悲観バイアスを乗り越えて

今回の記事はコロナウイルスを異常に怖がる人に向けて、そんなに怖がる必要はないんじゃないかなーというメッセージです。

新型コロナを怖がるのもいいですが、私たち一般市民ができることは限られています。

それなら怖がるよりも人類の歴史に思いを馳せながら、大船に乗った気分でいるほうが精神衛生上いいのはないでしょうか。どうせすぐに収まるだろうと。

人間には何かと状況を悪くとらえがちな悲観バイアスの傾向があります。しかし、人類は確実に進歩しています。

今回の新型コロナも100年後や200年後には人類の医療技術が進歩したことの例として使われるだけではないでしょうか。

僕らは人類の歴史の中で、戦争や飢饉、感染症で死ぬ確率が最も低い時代に生まれることができました。そう考えるとなんだか幸せな気分になってきませんか。

今日も僕は手洗いうがいをした後に、ご飯食べて寝ます。

下宿先からは以上。

去年流行した『ファクトフルネス』は何かと悲観的になりがちな人間に世界が進歩していることを教えてくれる最高の本です。

追記

現在、中国を中心に世界は間違いなく大変な状況にあります。今回の記事ではコロナウイルスで亡くなった方や勇敢に戦う医療従事者の尊厳を貶める意図はありません。