大学生は「生存戦略」を構築しよう
- 2019.05.12
- 大学

どう思われるかはどうでもいい。「うわ。意識高い系だ…」と思われてもいい。大学生だからこそ、自分の生存戦略について考えることが必要だと僕は主張していきたい。
「生存戦略」とは自分が今後の人生をどのように生きていくのかの設計図を描くことだ。それは「点」ではない。「面」で考えるべきだ。
「面」とは時間軸を取り込んで生活を作り上げるということだ。「点」で考えてしまうと一時の快楽に左右される。そりゃ、僕だって南国の島でうちわを仰ぎながら優雅な時間を過ごしてみたい。しかし、それはいっとき快楽に過ぎない。
より長いスパンで自分の生活を作っていくことが必要なのだ。それが豊かな人生を生きるということだ。
生存戦略を立てるには仮説検証のプロセスが不可欠だ。つまり、自分にとっての理想の生活を仮説立て、実践し、仮説を改善するサイクルを回すことが必要なのだ。
これは短い期間で成り立つものではない。数年単位の仮説検証の元、ようやくぼんやりと浮かび上がってくるのではないかと考えている。
おそらく大学生活の最も有用な使い方は自分が生きやすいライフスタイルを見つけることのように思う。
しかし、今後の人生を展望してみると、ライフスタイルに大きな変化を及ぼすようなイベントが様々考えられる。就職、結婚、子どもが生まれる…などなど。
人生のビックイベントは僕らのライフスタイルにはかりしれない意味
「生存戦略?わけわかんない。その時々に楽しいことやって生きていけばいいじゃん」
そんな人の意見を否定するつもりは毛頭ない。むしろそのような生き方ことが至高だと僕は思っている。
ここで言う戦略とは何も理論でガチガチに固められたロジカル武装のことは言わない。と言うよりも「楽しいことばかりやる」も立派な戦略だ。
しかし、どんな戦略であれ、どうすればその戦略が実現できるのかを考えることは必要だ。自分にとってどの生き方が適切なのかを見極め、その生き方を持続的なものにするにはどうすればいいのかを徹底的に考えていかなければならない。
僕にとっての生存戦略はなんだろう。2年間の大学生活で少しづつ明らかになってきたように思う。議論をし、旅をし、本を読み、新しいものを作り続ける。この4つの要素が生活の中に入っていれば、おそらく僕は幸せになれると現時点では思っている。
しかし、実際に議論をし、旅行ばかりし、本を読み、ブログばかり書いていたらお金が入ってこない。お金が入らないと、議論もできなければ旅もできない。
本を読み、旅行し、議論し、創作する。ギリシアの哲学者みたいでかっこいい。我ながら最高の生活だ。この理想の生活を実現するには何が必要か。
金だ。金がなければ始まらない。「お金なんてなくとも、愛と勇気だけがあればいいんだ」そんなアンパンマン的な人間は資本主義社会で生きていくのに苦労するだろう。
金を稼ぐためには収入源を確保することが大切だ。しかも、お金が入るチャンネルを多く確保しておくとさらに良い。
何にもスキルのない大学生活だから今のところは時間を売って、お金をもらうしかない。アルバイトはその典型だ。しかし、このまま自分自身の時間を会社に売って生きていくしかない。これでは時間的余裕が得られないのは間違いないだろう。
自分で売れるものが「時間」以外にならないと、会社や投資家に自分の時間を差し出し続けるしかない。
僕はそれではいやだ。自分がやりたいことをやってお金をもらいたいと思う。自分の生存戦略をしっかり描こう。ここでいう「生存」とはただ生きているだけではない。より豊かに生きていくということだ。それは綺麗事でもなんでもない。自分の好きなことを生活の中で継続的にできるように理想の生活を組み立てて行こう。
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