台湾メディアの特徴とは?解説します

台湾メディアの特徴とは?解説します

この記事では台湾メディアの特徴について解説しています。台湾には中国との関係上、特徴的なメディア空間が出来上がっています。台湾のメディアがどのような特徴を持っているかを知れば複雑な台湾社会の姿が浮かび上がってきます。

台湾メディアの種類

台湾のメディアは大きく分けて2種類に分けられます。藍色メディアと紅色メディアです。順番に確認します。

藍色メディア

藍色メディアは国民党に親和的なメディアです。国民党のシンボルカラーである藍色から名付けられました。

藍色メディアは戦後から民主化前までの国民党権威主義時代の主流メディアでした。伝統的に親国民党・反民進党の色合いを持っています。

国民党寄りであるため論調としては大中華意識がチラついた親中的な色合いがあります。

紅色メディア

紅色メディアは露骨な親中メディアです。旺旺中時媒体集団が代表的。旺旺中時媒体集団の中には中國時報、中國電視、中天電視などのメディアが含まれています。

近年では大陸中国は紅色メディアへの支援を強めています。シャープパワーによる工作活動の一環です。中国本国から役員を送り込んだり、広告出稿を増加させたりすることで台湾の親中世論の形成を行っています。

台湾メディアはネット依存?

台湾メディアはネットに依存した状態にあります。宣伝手段、動員手段、対敵工作などの手段として非常に大きな影響力を持つためです。

YouTubeやFacebook、InstagramなどのSNSもイメージ戦略や迅速な情報流布を目的に活用され始めました。

これらのツールは実際にインパクトと成果を出しており、2014年にはヒマワリ学生運動、2016年総統選挙、2018年統一地方選で活用される様子が見られました。

台湾社会ではネットを通じて活発な情報拡散と共有が行われています。アルファブロガーやネットメディアの影響力と信頼性も非常に大きく、既存のメディアも活発に彼らの情報をリソースとすることもあるほどです。

台湾メディアの依存状態は中国のシャープパワーによる工作を容易なものにしています。2018年の統一地方選挙では中国による選挙介入疑惑が大きな問題になりました。シャープパワーによる情報操作やフェイクニュースが世論を動かしているとされたからです。

台湾メディアは中国からの介入の格好の標的になっています。

まとめ

台湾メディアは中国の影を感じながら日々活動していると言えます。台湾が開かれた社会であるがゆえに中国のシャープパワーの格好の餌食になるからです。

台湾がいかに中国の影響を受けながら生き残りを図っているのかをご理解いただければ嬉しいです。

台湾についてより知りたい人はこちらの本がすっきりまとまっています。