ここ韓国?最果ての地・対馬を訪問!

ここ韓国?最果ての地・対馬を訪問!

ナイの言葉

アメリカの高名な政治学者・ジョセフ=ナイはこう述べた。

安全保障は空気のようなものだ。そのありがたみは失って初めてわかる。

国家が我々の生活の安寧を守ろうとする営み・安全保障。日夜、全国で自衛官をはじめとした多くの人々が日本の安全を守ろうと奮闘している。

しかし、我々の一般市民はそのことに気づかない。逆にいえば、気づかないほど安全保障は我々の生活をしっかりと守ってくれている。まさに空気のような存在なのだ。

これから2つの記事に渡り、安全保障の最前線・長崎県対馬の様子をお届けする。普段は吸い込んでいることに気づかない「空気」のような安全保障の姿を今一度知る機会になれば嬉しい。

第1弾である今回は対馬までの移動と対馬と私のファーストセッションの様子をお伝えする。


最果ての地 対馬へ

対馬。最果ての地。南北に82km、東西に18kmと細長いこの島は九州と朝鮮半島の間にある日本海にポッカリと浮かんでいる。

島の最北部となれば福岡からは145km、釜山から50km。限りなく外国に近く、まさに国境の島である。

対馬は本島と6つの有人島、102の無人島からなり総面積は7000㎢。離島の中で4番目の大きさを誇る。

古くから対馬は戦略上の要衝として重要な地位を占め、数多くの合戦が対馬周辺で行われてきた。日露戦争での日本の勝利を決定づけた日本海海戦も対馬周辺海域での合戦であった。

現在でも対馬は戦略上の要衝としての地位を失っていない。対馬周辺には日常的に中国機やロシア機が領空侵犯を行い、日本に対して圧力をかけている。

これに対応するために対馬には海上自衛隊と航空自衛隊が基地を設けている。今回の訪問の目的も航空自衛隊の基地を訪問するためである。

その対馬へ行くには本土から航空機や船を使わねばならない。今回は福岡県博多市博多港から高速船に乗車した。

高速船ビートル号はJR九州によって運行されている。博多と釜山の途中に対馬に立ち寄る運用形態となっている。近年では釜山からの観光客の減少によって対馬に立ち寄る便が増加している。

ビートル号の中ではほとんど寝ていたので乗り心地はよく覚えていないが寝られたので悪くはないのであろう。船内には薬師丸ひろ子が出演していた謎の日本映画が放映されていたがどうやらオチを迎える直前に対馬に到着したようである。

対馬到着

ビートル号に乗車し2時間。対馬・比田勝港に到着した。降りる人は多くはなく、国際線ターミナル前もどこか閑散としている。

それもそのはず。かつては年間40万人ほどいた韓国からの観光客も2018年は3000人と激減してしまった。日韓関係の悪化は対馬に少なくないダメージを与えているようである。

対馬にはハングルがあふれている。そりゃ韓国から圧倒的に近いからね。現地で合流した研究会の先輩もこんなことを言っていた。

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1日目は対馬に移動しただけで終了。家を7時に出発し、対馬に到着したのが16時。遠い。高速船を利用したため7時間で済んだが、博多港から一般的なフェリーを利用すると6時間かかる。いかに対馬が日本から遠いかがわかった往路となった。第二弾に続く。