【前編】「ポピュリズム」の定義や特徴をわかりやすく解説する!

【前編】「ポピュリズム」の定義や特徴をわかりやすく解説する!

こんにちは。編集長のアキです! 今日は「ポピュリズム」について解説していきます。

「ポピュリズム」とは政治の概念だ!!

って言われてもわかんないですよね(笑)

政治に関係しているんだろうけど、よくわからない。今回はそんな方のための記事です!

一緒に考えを深めていきましょう!

参考図書:「ポピュリズムとはなにか」中公新書

ポピュリズムとはなんなのか

ポピュリズムはカンタンに言うと「政治のやり方の一つ」です。

どういう文脈で使われるかっていうと

「トランプ大統領はポピュリズム的な政治手法を使って、選挙に当選した」が代表的です。

ではもう少し詳しく、ポピュリズムの定義などを見ていきましょう!

ポピュリズムの定義とは?

ポピュリズムには二つの定義があると言われています。

一つ目の定義

一つ目は、政治家が直接国民に訴えかける政治のやり方です。「国民のみなさん!私はこんなことをやるから、投票してください!」という感じです。

これを難しくいうと

固定的な支持基盤を超え、幅広く国民に直接訴える政治スタイル

ということができます。

具体例をあげると、先にも今のアメリカの大統領・トランプです。

キャッチーな言葉を人々に投げかけて人気をとる。とても派手でわかりやすい政治家です。トランプには「白人労働者」という「固定的な支持基盤」がいることからも上の定義に当てはまっていることがわかりますね。

二つ目の定義

二つ目は、国民自らが今の政治家や政治エリートを批判するという政治活動のことです。

これを難しく言うと

「人民」の立場から既成政治やエリートを批判する政治運動をポピュリズムととらえる

かつて「SEALDs」という安倍政権の批判活動を行う団体が盛り上がったことありました。政治家ではない団体がデモ活動を行うことをイメージしてもらえればわかりやすいと思います!

ここまでポピュリズムの定義をみてきました。ある疑問が浮かんできませんか?

「普通の政治活動とポピュリズムの境目ってどこなの?」

難しい質問です。ですが、ポピュリズムにはいくつかの特徴があるので、まずはそれを確認しましょう!

ポピュリズムの特徴とは?

「ポピュリズム」と呼ばれる政治のやり方にはいくつかの特徴があります。ここでは4つの特徴をご紹介します!

1つ目 ポピュリズムの中心は「人民」=「一般国民」であるということ

ポピュリズムをする政治家は一般国民に受けのいいような言葉を並べ立てて、政治活動をするので「国民」が中心ということができますね!

2つ目 エリート(=既存の体制や政治家)を批判する政治活動であること

やはりトランプがわかりやすくて、民主党などの政治エリートを批判することで彼は支持を得ていきました。

3つ目 カリスマ的なリーダーがいるということ

トランプのようなね(賛否両論)

4つ目 イデオロギーがしっかりしていないということ

こんな世の中にしたい!という「イデオロギー」が同じ人が集まった政治活動ではなく、「批判すること」を目的に集まった人がやる政治活動ということです。

以上になります!

ポピュリズムは意外といいもの?

こんなポピュリズムですが、巷では結構危険な政治のやり方だと思われています。多くの人々を扇動して、エリートを批判する(最近では移民難民の人たちに矛先が向くことも)やり方は社会の不安定化をもたらすものだと思われています。

でも、そんなことないよ!っていう側面も実はあります。ここではポピュリズムも意外といい面があることを紹介します!

1つ目 これまで政治に関心のなかった人が政治参加するきっかけになること
2つ目 政治を通じて社会の活性化を促すということ3つ目 1つ目・2つ目のことを通じて、「政治」そのものの質があがるということ

政治参加したいけど、なんか政治って遠い世界だな。そんな風に思っている人々にとってポピュリズムは政治への距離を縮めてくれます。

そして、多様な人が民主主義の場に出てくることで議論は活性化し、どこか人々の遠いところで行われていた「政治」が人民の手に戻ってくることになります。

ポピュリズムはやっぱり民主主義の敵?

それでもやっぱりポピュリズムには負の側面があります。最後にポピュリズムの悪い点を紹介して、この記事をしめたいと思います!

1つ目 人民=国民の意思が尊重されすぎて、社会の不安定化につながるということ
2つ目 ポピュリズムには「敵」と「味方」を分ける傾向が強く、政治的な対立が激しくなるということ
3つ目 政党や議会などの政治システムを軽視することで、社会の統治のあり方が揺らいでしまうということ