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美術館で「なぜ」を問い続けよう

美術館で「なぜ」を問い続けよう

8月24日 @東京都港区六本木 国立新美術館

本日、東京都千代田区乃木坂にある国立新美術館を訪れました。

現在、国立新美術館では「ルーブル展」が開催されています。「ルーブルの顔」をテーマで、ルーブルの肖像画の傑作が多数、集合しています。

僕は美術ど素人なので、展覧会にはどんな美術品があって、その美術的価値はウンヌンカンヌン…のような話はできません。

しかし、展示品を見ながら「なぜ」と問い続けることはできます。なぜこんなことをなるかっていうと、これをやることで、普段の勉強や生活ではできない性質の「なぜ」を問うことができると思うからです。

よく意味がわからないと思うので、今回見た絵を例に、一緒に「なぜ」を考えたいと思います。

目を合わせない貴婦人

名前は忘れましたが、今回見た絵の中に、絶対に目線が合わない肖像画というものがありました。とても綺麗な貴婦人がそっと絵画の中心に描かれているわけですが、僕らはその貴婦人と目線を合わせることができないのです。

絵を書いた人はなぜこのように描いたのでしょうか。僕はふつふつと気になってきたわけです。

「目線が合う」ということは何を意味するのでしょうか。

意思の疎通ができたり、気持ちを確かめ合うことができたりと、目線が合うということはいろいろな意味を持っています。

しかし、この貴婦人は目線を合わせたくはありません。この貴婦人はどんな心持だったのでしょうか。それを理解するにはこの貴婦人がどんな生活をしていたのか。どんな性格の持ち主だったのかを理解する必要があります。そして何より、この貴婦人を作者はどんな人物だと思っていたのかについて了解する必要があると思うのです。

しかし、これらのことは正確には現在ではわかりません。想像力を張り巡らすしかありません。当時の貴婦人の生活、そして画家がどのようにその生活を切り取って、絵の上に表現するのか。それは論理ではできなくて、「〇〇なんじゃないかな」といった想像、仮説、そんなものが必要になるのではないかなと思うのです。

論理を突き詰めてみると…

このように「なぜ」から始まった貴婦人の謎を論理的に紐解いていくと、結局は論理では到達することのできない領域に想像力を使う必要が出てきます。

このように論理ではうまく真実に到達できない領域に対して、想像力を使うことで僕は直観を鍛えることができると思うのです。

美術館には論理を使っても、本当の意味を理解することができない作品ばかりです。だからこそ、想像力を働かせる必要があります。その結果、普段できない脳みその部分を使うという経験ができる。そんな経験ができると思えば、入館料なんて安いものです。

ではでは。

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